
傾向と対策
●中学校 国語●
<出題傾向と内容>
試験時間は50分で大問数は2〜4題ですが、散文の読解問題が2〜3題(詩歌の鑑賞問題1題をふくむ場合がある)、別に漢字や熟語などの知識問題が出題されるときもあるといったように、出題パターンが一定していません。設問数は20〜30くらいで量的にはやや少なめで、記述式解答を要求するものもあまりありませんから、比較的よゆうを持って問題をとくことができるはずです。
設問の内容を見ると、出題、要旨、表題、段落、文脈理解、適語適文補充、指示語の内容、難しい表現や語句の文中での意味や説明、接続語、比ゆなどの表現技法、ことばのきまり(品詞、かかりうけ)などに、慣用句、漢字の読み・書き取りといった言葉の知識が加わり、いかにも典型的な読解問題という感じなのです。とくに読解力に大きなウェートがおかれており、要旨・文脈や心情と性格の読み取りなど、正統的な設問が多くなっています。
本校の問題が読解のみに出題をしぼっているいうわけではありません。また、暗記的な知識をふくめて、小学生の能力では無理と思われる設問も見あたらず、あるレベル以上の実力があればこなせるものがほとんどです。
問題の程度は、素直で標準的なものが多いようです。しかし、選択肢のなかにはまぎらわしいものもあるので注意が必要ですし、本文の書きぬきにしても迷いやすいものがいくつかありますので、けっして油断してはいけません。
以上をまとめてみると、本校の出題者が受験生に求めている国語力とは、文章を限られた時間で読み取る力と、漢字をふくむ言葉についての一定の知識、つまりバランスのとれた国語力にあるといえるでしょう。
<今後への対策>
本校の国語は、読解力を中心に言葉の知識もあわせてみるという点では、実にオーソドックスな問題ということができます。ではこのような出題に対処するには、いったいどんな準備をすればよいでしょうか。
まず、読解問題の対策としみなさんに言いたいことは、長文読解では文脈理解や内容の読み取り問題が多いので、本を手にしたときはには、ふだんからこれらの点に留意して文章を読んでほしいということです。たとえば、それぞれの文章はどういうつながりがあるのか、「それ」や「これ」などの指示語はなにをさしているのか、意味段落の構成はどうなっているのか、登場人物の性格やその場での気持ちはどうなのか、筆者ののべたいことの中心(要旨・出題)は何なのかといった、目的意識を持った読書を常に心がけてほしいということです。
読解力が問われるのは国語の常識ですし、漢字の書き取りや読みが例年出題されるのも、国語入試ならあたりまえのことです。ですから、日ごろからわからない語句や言い回しが出てきたら読みとばすようなことはせずに、必ず辞書で確認するといった、目的意識を持った読書が大切になるのです。そうすることで、内容や文脈理解の要領が着実に身につくようになるはずです。
「自分は本を読むのが苦手だ」と思っている受験生には、ぜひとも実行してほしい方法です。
また、本校のようにことばの知識に関する問題が多く出題される場合、対策をたてて事前に準備をすればかならずそれなりの効果があります。ここで大きな点をとるようだとだいぶ有利になるはずです。漢字、熟語、慣用句、品詞の識別や簡単な用法といったことは、単なる読書ではつちかわれないものですから、なにか手ごろな参考書あるいは問題集を一冊こなしてみることをおすすめします。
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