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「私、まだサンタさん信じてるの。だって朝起きたらちゃんとプレゼントあるもん。」 「ウッソー。」 「お母さんとね、一緒にサンタさんのプレゼント買いに行ったこともあるよ。」 「ヨネコセンセイ(!)はいつもどんなクリスマスなの?」 中学一年生の授業中のこと。本当のような夢のような無邪気でかわいらしいおしゃべりが続いている。今学期最後の課題はクリスマスカードの制作。5時限目ということもあってお昼休みから、いそいそと美術室にやってくるところをみると、これがとても楽しみらしい。大事そうに持ってきた、ビーズや小さな布、和紙や綿やシールを机いっぱいに広げ、生き生きと制作している。 一方高校3年生の授業になると・・・。
「あーあ、今年もひとりのクリスマスか・・・。」「彼氏がいる人はいいよねぇ。S子なんか超ラブラブでうらやましいよね。」 「今からじゃ間に合わないかなぁ。好きな人はいるんだけど・・・。」 「思いきって告白してみたら?」 「だって・・・。」 「でもさ、やっぱ、イブの夜は二人で表参道とか夢だよね。ディズニーランドとかもいいなぁ。」18才ともなると、こんなオ・ト・ナの会話が漏れ聞こえてくる。いまだサンタクロースを少しでも信じていたい13才もそのうちこんな18才になってしまうのだろう。 本来の意味などはどこへやら、今や国民的行事と化したクリスマス。イブ イコール カップルですごす という方程式を作ったのはいったい誰なのだろう。華やかなバブル時代に、売らんかなの商業ベースと、より刺激性を増したマスコミとがクリスマスをイベント化させてしまった。その中で生まれ育ってきた、彼女たちとしては、そういう発想もごく自然な事なのだろう。 深夜にテレビをつけると、情報バラエティー番組をやっていた。『まだまに合うX'mas直前彼氏GET大作戦』の大見出し。やれやれこれでは彼氏もクリスマスリースと変わらないではないか。 ま、よけいな事は言わず、“おまつり”を楽しめばいいんだけど・・・。 −オマケ− −私のつたない作文とスケッチを見て下さっている皆々様、そしてアナログな私を“箱入り”にして下さっているスタッフの皆様、今年一年ありがとうございました。 来年も引き続き応援よろしくお願い致します。 私から皆様へ感謝をこめて、 & Happy New Year!! |